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中学生のみなさんにとって、「高校受験はまだまだ先の話…」という気持ちの方が多いというのが現状です。しかし、中学生になった時点で、本格的な高校受験に向けた勉強がスタートしているといっていいと思います。今まで、家族や中学校の先輩など、周囲の人たちの体験談に過ぎなかった高校受験が、これからは自分の課題となってくる訳なのです。
もちろん、まだ具体的なものになっていないでしょうが、みなさん方の志望校が中学3年生になったときの受験校、そして進学校になるように、NPO法人日本青少年キャリア教育協会の当サイトでは応援していきたいと思います。さらに、高校進学後の3年後の進路選択に向けても、「将来設計指導(キャリア教育)」という観点から応援していきたいと思います。
最近の高校受験生をとりまく動き
近年、学校教育のあり方について、社会の関心がにわかに高まっています。「ゆとり教育」の抜本的な見直しや国際基準における学力の低下など、緊急を要する課題として、テレビニュースや新聞記事が伝えているとおりです。
少子化傾向は依然として続き、2011年度における大阪府の公立中学校3年生の生徒数は約74,000人で、1987年の約147,000人の約50%となっています。また、京都府でも約半数、兵庫県では40%以上が減っている現状となっています。
高校受験に目を向けると、私立の場合は有名大学への進学実績を売りにする学校に人気が集まる一方、保育士や美容師などの将来の職業に直結する「個性」を打ち出した学校も、ここ数年来注目の的でした。そして、各地域の公立高校で毎年行われてきた学校間の統廃合が、私学では吸収合併の形をとり、校名変更を踏み切るようになっています。
公立高校の場合、先行実施に踏みきった和歌山県の中高6年一貫校のあとを追うように、大阪府や京都府でも中学生募集がスタート、いずれもが小6受験生を巻き込む台風の目となりました。4学区制に改編された大阪府の公立高校入試は、受験者の流れを変えたばかりでなく、2008年度より第4学区の鳳高校、2009年度より第2学区の市岡高校が学区制を取り払った単位制高校と変わり、選択肢の幅を広げるものとなっています。
そして更に、2011年度入試より、大阪府立高校においては、大阪府立高等学校の特色づくりの一環として、トップ10校を「進学指導特色校」とし、文系、理系ともに対応した進学指導に特色を置いた専門学科「文理学科」が設置され、ハイレベルな入試が展開されました。文理学科の設置対象高校は、北野高校・豊中高校・茨木高校・大手前高校・四條畷高校・高津高校・天王寺高校・生野高校・三国丘高校・岸和田高校となっています。
もちろん、社会全般や地域の動きを敏感にキャッチしながら、当サイトでは、今後の高校入試に直結する最新情報をどこよりも速く、正確にお伝えしていきます。自分の進学を考えるとき、学校選びをしなければならないとき、ぜひ参考にしてください。
進学の意義と認識の落とし穴
さて、受験勉強が実質的にスタートするに際し、みなさん方に高校進学の意義を改めて考えてほしいと思います。
みなさん方が進学することになる高校は、小学校や中学校とは異なり、いわゆる義務教育の課程ではありません。したがって、これまでとは比べものにはならないくらい自由が保証されるかわりに、自らの判断や選択に責任を持たなければならなくなります。特に注意してもらいたいのは、自由の意味をとり違え、具体的な目標や能動性がないと、なし崩しになってしまうということです。これから高校受験にのぞむ一人として、高校がどんなところであるのかを、前もってよく知っておく必要がまずあるのです。
自分の「将来設計」が課題となる高校3年間
今のみなさんは高校受験というものを目の前にある階段を一段のぼるくらいにしか考えられないでしょう。しかし、長い人生からふりかえるとき、高校3年間はそれ以後の大きな分かれ道となります。
高校進学後、遅かれ早かれ、だれしも将来やってみたいこと、つきたい仕事を思い描くようになります。そして、単なるあこがれにしろ、熟慮した結果にしろ、卒業するまでには、次の進路選択が迫られます。
夢を実現させるため、なに(知識・技能・資格)を、いつ(大学在学中・卒業時)、どのような形(認定試験合格)で習得していかなければならないのか?もし身近に教えてくれる人がいれば、足踏みや遠回りをしなくてもすむでしょう。
特に、大学全入時代が到来し、大学名や学部・学科にこだわらなければ、だれもが進学できる時代を迎えたいま、4年後(高校卒業)や8年先(大学卒業)を見すえた確かな指針というものが望まれるゆえんです。
当協会の「将来設計」教育
子どもたち一人ひとりには未知の可能性があり、それらを引き出すためにはどうすればよいのでしょうか?また、なりたい自分になってもらうにはどんなお手伝いができるのでしょうか?日々、私たちの最大の関心はその一点に集中しています。
保護者のみなさま方は、これまで「将来設計指導(キャリア教育)」ということばを耳にし、目にふれた経験があると思います。それは学習をその場かぎりのものにしてしまうのではなく、着実にステップを踏んでいった向こうにある自己実現=目的までを視野に入れ、課題の一つひとつに挑んでもらいたいからに他なりません。
大学進学の意味と高校3年間の重要さ
さて、高校受験のつぎは大学、もしくはそれに準ずる専門学校への進学、そう考える人が大半だと思います。
「大学受験の難易度(目標偏差値)」は、高校受験との違いは一目瞭然、偏差値の刻み幅・学校数の多さにまず圧倒されます。また、同じ大学であっても、学部や学科によって、ずいぶんと難易度が異なります。
では、あらためて問いかけますが、大学とはどのような教育の現場なのでしょうか? — 最高学府といわれる大学は、最先端の学問をリードする研究機関であり、次代をになう研究者を輩出する養成機関です。中学校や高校とは異なり、学部・学科・コースなど、一人ひとりの専門分野(研究対象)が細かく枝分かれしていきます。
そして、「将来設計」と密接なつながりを持ちますが、学部4年間(あるいは大学院へ進学しての数年間)の在籍期間をへて、高度な専門知識を有するスペシャリストとして社会に巣立っていく、これが大学進学の意味であり、みなさん方大半の青写真となるわけです。
ここで大切なことをつけ加えます。専門化が進めば進むほど、高校時代に充電しておいた基礎学力がものをいうようになる、ということです。たとえば英語は、どの学部・学科を受験するにしろ、必要条件に近いものとなりますし、大学進学後も単位習得や外国語文献をあつかう上で、ずっとつき合っていかねばなりません。
また、進学後に生きる基礎学力という位置づけから、国公立大学への進学をめざす場合、いくら文系の学部だといっても、数学や理科という科目は選択の幅はあるものの、その第一関門である「センター試験」の試験科目に組み入れられているのです。
みなさん方に伝えておきたいのは、高校受験があくまで「目標」や一過程にすぎないように、高校進学後には次の「目標」や過程、すなわち大学受験がひかえているということです。
まずはその第一歩、高校受験に向け、これから頑張っていきましょう!
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